3月3日 ひなまつり
当店店頭の交差点にて事件が発生した。
市役所側の信号にて、奇声を発している
男を確認した。
信号を渡りながらも
尚、奇声を発している。
嫌な予感がした。
通り魔か?
案の定
悲鳴が聞こえた。
私のいる位置からは
木と自動販売機が邪魔して
詳細を確認出来なかったが
自転車が転倒したのを
目視した。
その後直ぐ犯人は
奇声を発しながら
南側ダイエー方面の信号を渡る。
そのような事件が起こっているにも関わらず
自転車を押している女性が渡って来る。
案の定、犯人は
自転車ごと女性を突き倒した。
辺りは、騒然とし始め
犯人は逃走した。
犯行の瞬間を
目視してしまったので
私は、すかさず追いかける。
ここで良くあるパターンだが
組み合って刺殺されるケースである。
このケースが頭によぎったので
犯人の後を追いかけながら
近寄り過ぎない様に観察する。
ふと気がつくと
若者が追いかけて来た。
犯人の表情を観察してみると
どうやら知的障害者の様である。
武器を所持するタイプでは無さそうだが
油断は出来ない。
犯人はしゃべった。
何を言っているか理解出来ない。
ここで
障害者だと確信した。
最近、法律を少々勉強しているので
色々な法律が頭をよぎる。
傷害罪・緊急避難・正当防衛・過剰防衛など
相手が知的障害者=心神喪失状態=無罪
ここで私が取り押さえて、相手が抵抗した場合に
私が緊急避難による実力行使をして、相手に怪我を負わせた場合
私の正当防衛が成立するか?
@犯人は、公共の場で奇声をあげ、市民を恐怖に陥れた。
A数人に襲い掛かり、自転車をなぎ倒した。
Bしかし怪我などは負っていない。
以上から、現時点で私が取り押さえて抵抗してきた場合
相手に怪我を負わせたら過剰防衛になるのではないか?
その様な答えが直ぐに導き出されてしまった。(実際は大丈夫かも。)
なので、相手から私に襲い掛かって来るまで
実力行使は、避けようと考えた。(相手との距離は2m位であるが)
そこで、警察に連絡したいところだが
私は、自分が携帯も持っていないことに
気付いた。
なので
同行した若者に警察に連絡して頂いた。
直ぐにサイレンを鳴らしてパトカーが
来ると思ったからである。
国道1号線の歩道橋付近でパトカーが現着する。
犯人は、歩道橋をダッシュで駆け上がり
奇声が更に増した。
逃げられない様に、私もダッシュする。
(一瞬ふと、間違って私が確保されないか心配になった。)
南西側 熊谷クリニック付近にて
警察官が追いついて来た。
犯人は、病院入り口に向かう。
病院に立て篭もるのか?
一瞬、そんな不安がよぎった。
しかし、そこまでではなく
犯人は、入り口に座り込んだ。
警察官が確保。
この時、秋葉原の事件を
思い出した。
しかし、犯人は武器を所持していないので
警察官も警棒で叩いたりは
していない。
これが、海外なら
犯人は袋叩きなのは、確実で
下手をすると、私も容疑者扱いされる場合がある。
犯人は、意味不明な言葉を発していたが
やはり知的障害者の様である。
犯人は歩道橋を戻り
ピザハットの前で、パトカーに連行された。
この後、後から自転車でパトカーを誘導して下さった方が
犯行の全部を目視していたとの事で
平塚警察署に事情聴取に行って頂く事になった。
事件は、終息を迎え
帰りは、若者と握手を交わした。
今の日本は、事なかれ主義というか無関心というか
見て見ぬふりをする人間が多い悲しい時代だが
この様な、正しい選択をしてくれる若者もいることに
私は感動を覚えた。
聞くところによると、平塚市役所の職員だそうである。
被害にあわれた方が心配ではあるが
日本もまだまだ捨てたものではない。
PS.危険を察知したら必ずその場から離れて下さい。